普段、会社でリモート会議等に参加することはほとんど無いのですが、社内で配信された動画を観るとか、オンラインで社長の訓示を聞くといった機会がたまにあります。
そんなときは作業場の一角でパソコンを開くのですが、パソコンに内蔵されているスピーカーが貧弱すぎて、ボリュームをMAXにしても音量が極めて小さく、聞きとりづらいのが大いに不満でした。
スマホでアクセスすれば十分な音量で聞けるのですが、それだと画面は小さいし、バッテリーも激しく消耗するので、これにも不便を感じていました。
作業場という環境のため、安全上周りの音が聞こえないといけないので、イヤホンという選択肢もありません。
こうなったら、やっっっすいUSBスピーカーを買ってパソコンに接続してやろうかな、と考えました。
ネットでちょっと検索してみたら、「ダイソーのUSBミニスピーカーが実用的で高コスパ」みたいな記事がいっぱい出てきました。
ほう・・・。

さっそく買ってきました。わずか300円。
自宅のパソコンにつないでみたら、確かに予想したよりはずっと良い音で鳴りました。一応アンプも付いていて、十分な音量が出せるので作業場でも使えそうです。
でもなあ・・・。
これをこのまんま使うのがなんか嫌です。いかにもダイソーって感じで見た目が安っぽいし、左右のスピーカーが独立しているのでケーブルが長くてぐちゃぐちゃしてるし。
モノラルでもいいから、パソコンに差し込んで即終了!みたいなシンプルな使い方をしたいので、これを改造したくなってきました。
そこでまた検索してみたら、やっぱり同じようなことを考える人はいるものです。
この記事を真似して、工作してみることにしました。

ドライバー1本で簡単にバラバラにできました。しかしまあ、ケーブル類の細くて貧弱なこと!

スピーカーを納める筐体として、iPod Classic(今年の7月にご臨終)の空箱を選びました。
アップル製品の箱って、無駄と思えるほどきれいで丈夫にできているので、なんとなく捨てられずに取っておいたのですが、ここで役に立ちそうです。

中の仕切りを切り取って、スピーカーを納める空間を確保。

5mm厚のカラーボードに、スピーカーをはめる穴を切り抜きます。

アンプを2つのスピーカーの間に来るように配置しました。

スピーカーを穴にはめ込んで、ビス止め。

箱にきっちりとはめて・・・

でけたー!!

シンプルで理想的な形になりました。もっとケーブルが短くてもよかったかな?

使わないときはケーブルをスピーカーの上にのせてフタをすれば、どっからどう見てもただのiPodの箱。この中にスピーカーが入っているとは、想像もつきません。
いいねー。自画自賛。
あっさり作ったように書いていますが、いろいろと考えながら作業し、しかも途中で基盤のはんだ付けが取れてしまって、めっちゃ苦労して直したので、実際には完成まで丸一日以上かかりました。
そんな時間ですらとても楽しく、まさにプライスレス。
出来上がりにも大満足な工作でした。
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